どうも、トビタテ!留学JAPAN6期生のRemです。
これまで何度かブログでも言っていますし、当ブログにたどり着く方のほとんどが「防衛大学校」のキーワードで検索されています。

みなさんは知っていましたか?防衛大学校の学生も立派な国家公務員だってこと。
学生の身分は、特別職の国家公務員です。
修業年限は4年間で、本科を卒業し、独立行政法人大学改革支援・学位授与機構の行う審査に合格すれば、学士の学位 が授与されます。
引用:防衛大学校
特別職ですが国家公務員なんですよ。
お給料もボーナスも支給されます。まあ、学生でありながら国家公務員という微妙な立場なので、額は少ないですけどねw
この記事の目次
辞めますの一言で全てが始まる
「辞めます」
この一言でサクッと辞めれちゃうもんですね。
ただし、その「辞めます」の一言を言う勇気ってなかなか言えるものではありません。
僕の場合、国家公務員という立派な肩書きがあったんですよ?笑
それをポイって捨てることができ方なんてそうそういないでしょう笑
僕は悩みに悩みまくって辞めるという決断を出しました。
中学の時から憧れていた幹部自衛官になるために必死で勉強して入学した防衛大学校を、病気が理由で辞めるなんて涙涙の日々でした。
(ちょっと文句を言わせてもらえるなら、二次試験の身体検査で病気だってことを見抜いていて欲しかったですね笑)
辞めるに至る際、いろいろ言われました。
自分がゆとり教育最後の世代だったのもありますが、ゆとりは弱いとかいろいろ言われました。ただ、僕は思います。
キャリア選択にゆとりとか関係なくね?笑
合わないと思ったら辞める、それでいいんじゃないですか?
僕の場合は、病気でもう自衛官にはなれないと分かったからです。
生きていればどうにかなる、僕はそう思いますよ。
現に僕だって国立大学に入り直して、トビタテ!留学JAPANに採用され、留学することができてます。
キャリアアップって自分でアクションを起こせばどうにでもなるような気がします。(甘い考えですかね・・・笑)
国家公務員(防衛大学校)を辞めた理由
まず、病気にかかってしまった。
これが一番の大きな理由です。
死ぬよりマシだな、そう思いました。
ただ、当たり前のように享受していた国家公務員という肩書き、幹部自衛官の卵としての安心感を捨てるのにはかなり迷いがありました。
もちろん、きつい日々もありました。
訓練、指導という名の◯◯。
ただ、公務員ってものすごく安定していましたね。
土日は完全休業、勉強を頑張ろうが頑張らまいが全員同等の給与、ボーナス。
みんな言います。「勿体無いぞ!」と。
病気であることが判明して、寮のベッドで眠らず考え抜いた末思ったことがあります。
自分の体を擦り減らしてまでも得られる安定や肩書きが幸せなのかなと。
自分の健康が勿体無いと思ったんです。
病気にかかって変わった人生観
はっきり言います。僕はバセドウ病という病気にかかったんです。それも急に。
自分の体が自分の身体じゃない感覚
手先が異常に震え、ペンで文字が書けなくなりました。
常に内臓が全力疾走状態、食べても食べてもお腹が空き、急激に痩せました(一ヶ月で10キロ)。
心臓も全力疾走状態、階段を数段上っただけで息が切れます。
あれ、このまま死ぬのかな、それすら思ってしまったくらい。
きつかったです。しかも日々の訓練と並行して。
悩みに悩んで「辞める」の一言を言って防衛大を去りました。
変わった人生観
「人間いつ死ぬかわからない」
順調かと思いきや、僕は病気にかかったんです。
いつ死ぬかわからない、いつ自分の身に何が起こるかわからない。
そう思えた瞬間、人生を自分のために生きたいと思いました。
自分がやりたいことをやる、これが一番楽しいし幸せだと思いました。
だからこそ、地方国立大学に入学し直したあと、留年するのにも関わらず留学することに決めたんです。
(僕は教育学部なので、留学すると教育実習が一年先に伸びるんです。単位互換制度を使ってもどの道留年しちゃうんですw)
留学が自分にとって面白そうだったから、やらないと後悔すると思ったからです。
思った日が吉日。
とにかく自分がやりたいと決めた道を突き進むことが人生を楽しむコツだと思いますよ。
今まさに留学中ですが、留学してよかったと思います。
大学卒業が24歳になろうが関係ありません笑
ちなみに次にやりたいこともあって(アジアでMBA取得)、自分のやりたいことのために動くことの充実さを実感しています。
だからこそ防衛大をやめたことは全く後悔していません。
辞めて時間が経ってから思うこと
僕は今とても楽しいと思えています。
辞めて実家に戻ってからの数ヶ月は、病気の治療をしながら引きこもって鬱状態でしたが・・・
今は違います。
自分がやりたいこともでき、自分がやりたいと思った留学も決まりました。
ただ、僕は公務員という仕事に誇りも感じていますし、敬意も払っています。
ただ自分に合っていなかったんだなと、そう思います。
踏ん切りがつかずに迷っている方、よく考えてどっちが自分が楽しいか考えてみてください。
楽しそうだなと思うことをやったほうが人生楽しいですよ。
ちなみに僕は将来のキャリア選択として、文部科学省で働くのもいいなと思ってます。
留学先で教育を死ぬ気で勉強しているからです笑
国家公務員を辞めたのに、また国家公務員になったら面白いですね笑