ディズニープリンセスは人種差別?僕がディズニーが嫌いな理由

意見

どうも、トビタテ!留学JAPAN6期生のRem(@ry0_c3h7)です。

僕はもともと東京から程遠い場所に住んでいるということもあって、ディズニーランドにも修学旅行でしか行ったことないし、ディズニーの映画を映画館で見たことなんてありません。

僕は現在アメリカに留学中で、Social Justiceについて議論をすることが多いのですが、そこでアメリカ人の学生がディズニーに対して面白い意見を言っていたのがとても印象に残りました。

ブログのタイトルにもある通り、ディズニープリンセスは人種差別を助長しているのではないかという議論です。

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僕たちはプリンセスと聞いて何を思い浮かべるか

皆さんに質問です。

「プリンセスってどんな人ですか?」って質問されたらあなたはどう思いますか??

女王、偉い人、綺麗な人・・・・
いろんなプリンセスのイメージを思い浮かべると思います。

中にはこう思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

長くて綺麗なブロンドヘアで、目がぱっちりしてて、可愛い人・・・

まさに今日の議論はここに隠れています。

プリンセスと聞いてアジア人や黒人の風貌を思い浮かべる人はほとんどいない

プリンセスと聞いて真っ先にポカホンタスとかムーランを思い浮かべる人、いますか・・・?

こういう僕らが持っているプリンセスの概念について、僕が今大学の講義で読んでいる本で面白い部分があります。とある先生と黒人の女の子のやり取りです。

On one particular day, when the students had finished reading a Greek myth about a princess, Devereaux asked,”how would you describe the princess?” Her question was designed to elicit responses about the princess’s character, but the first student to respond began with a physical description. “She was beautiful, with long blond hair,” said the student. Nowhere in the story was there a description that matched this response. “What makes you say that?” Devereaux asked. “Because that’s the way princesses always are,” the student replied. “I do not have long blond hair and neither does anyone else here. Does that mean that none of us could be a princess?

Ladson – Billings (99 – 101)

ある先生がギリシャ神話の女王についての読書の感想を生徒に尋ねたんです。そしてその質問の意図は、女王のキャラクターがどうだったかを尋ねるものであったのにもかかわらず、

ある黒人の生徒は、「女王は綺麗で長いブロンドの髪を持っているわ。だっていつも女王はそうじゃない。私たちは長いブロンドヘアーなんて持ってないし、この教室の誰も女王にはなれないってことよ。」と答えたそうです。

これは作り話でもなんでもなく、実際にアメリカで教鞭をとられていた先生が黒人のための学校内のジェンダーや階層について調査していた時の実話なんです。

この先生も述べているんですが、

I just couldn’t believe that in this day and age our children still believe that white skin and long blond hair is the standard of beauty. When that child said that I thought I would have a stroke. It just goes to show you how powerful the things they see and hear are.

Ladson – Billings (99 – 101)

プリンセス=肌が白くて長いブロンドヘアーを持っている人という固定観念が根付いている訳です。皆さんご存知の通り、ディズニーはアメリカ生まれ、しかも今よりもずっと白人の力が強かった時代に生まれた企業ですから、ディズニーを通じてプリンセス=白人という固定観念が根付いてしまっています

子供ってとても純粋で、見たこと聞いたことをそのまま世間の常識と認知し、社会化されてしまうんです。そんな中で、白人がモデルのプリンセスばっかり見せられては、「有色人種=プリンセスではない」と思ってしまうのも納得です。

参考文献

Gloria Ladson – Billings, “THE DREAMKEEPERS“, JOSSEY – BASS, 2009

もちろん、ディズニープリンセスの中には有色人種もいるっちゃいるが・・・

戦後のアメリカ世論、特にリベラリズムが加速していく中で、ディズニーは有色人種のプリンセスを題材にした映画やアニメーションを制作しました。例えばアラジンなんかがそうです。

引用:BuzzFeed

それでも、有色人種の割合は全ディズニープリンセスの中のたった28.6%!!!アジア系だと、中国系のファ・ムーランだけではないでしょうか。他にもAPIA(Asian Pacific Islander American)もチラホラいたりしますが、とてももじゃありませんが、白人だらけです。

うん、てか人気のプリンセストップ3とかって白人なのでは・・・?知らんけどw

僕は、白人を悪だとは言っていませんよ。僕が言いたいのは、ディズニーはもう少し人種に配慮する必要があるのでは?ということを言いたいんですよね。

僕らの住む日本にも、はたまた香港にもディズニーランドはありますが、「白人こそプリンセスダゼーーー!」って言っている企業にただただお金を吸い取られるのってなんだか癪にさわりますよね。個人的にですが。

だって有色人種のプリンセスが生まれたのって1990年代ですよ?笑
ディズニーが生まれたのが1923年ですから、約70年間ディズニーは有色人種には見向きもしなかったってことですよ。(まあいろいろ事情があるのは百も承知ですが)

ひねくれた見方であることはわかっているけど・・・

確かに、ディズニープリンセスをこういう見方で批判することって相当ひねくれていると思います。自分でもそう思います。
もっと純粋に作品を楽しめよ!はい、その通りでございます。

僕だってアメリカに来るまでこんなこと微塵も思ったことはありませんでした。

ただ、実際にアメリカに留学に来て、自分自身がマイノリティーになって有色人種の立場が弱いことを実感すると、こうした世界の裏側が見えてくるもんなんですよ。

日本のマイノリティーの問題は、アメリカのそれとはバックグランドが違いますから、一概にこういった人種問題に関して日本で声をあげることはなかなか出来ないですが、

世界的企業のディズニーが人種に対してここまで露骨に「白人優位」のブランディングの仕方がちょっと気にくわないないですよね。だって肌の色だけで優劣つけられるのってどうなんですか?意味不明ですよね?

例えば僕がアメリカで受けた人種差別は、バスの運転手が白人が乗ってきた時はその人が座るまでバスを発進させないけど、アジア系の時は席に座るのをまたずに出発するって場面に遭遇したことがあります。

他にも、「中国人は中国に帰れ!」と叫んでいるアメリカ人も見ました、いや、じゃあお前はヨーロッパに帰れよって感じですよね。ネイティブアメリカンから土地を奪っておいてよく言いますよね。

知らないうちに価値観を刷り込ませるメディアには十分気をつけないとねって話

と、ディズニープリンセスをちょっと悪く書いてしまいまいましたが、僕はすべてのプリンセスの話を見たことがあります。DVDとかテレビで笑

全部それなりに面白いし好きなんですよ、実際は

つまり今日言いたいことは、最初にもチラっと引用をつけて紹介しましたが、僕たちは見たこと聞いたことを通じて観念を作り上げているってことです。

例えば今日の話で言えば、ディズニープリンセスを通じて「白人=美」「女性=こうあるべき」みたいな価値観を押し付けられています。

メディアといってもいろんな媒体があります。テレビ、ラジオ、新聞、ニュース、漫画、アニメ、映画・・・あげたらキリがありません。そこから得る情報は時にかなり偏っていることがしばしばあります。自分たちが日常で得る情報を全部丸呑みにするのは非常に危ないんですよ。ある種の洗脳だとも言えます。

あー、日本人を題材にしたプリンセスの映画出来ないかなあ・・・

それだと必然的に天皇のことになるのかな?笑

もしそれが実現すれば、タイトルはズバリ「AIKO」ですかね(迫真)

う〜ん、売れなさそう・・・笑

やっぱり白人プリンセスの方が売れるんだろうなあ・・・

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3 件のコメント

  • たしかに、ディズニープリンセスを含め、ディズニーキャラクターは白人を描くことが多いですよね。でも、最近ディズニーでは、黒人やアジア人、LGBTのキャラクターを多く取り入れれています。最新プリンセス、モアナも一応白人ではありませんが、とても売れています。ディズニーなりに、変わろうとしていると思うので、気長に待ちましょう。

  • 私も同じことを考えていました。
    私はクラシック・バレエを習っていたことがあります。バレエの演目は概ねディズニーのようにお伽話です。私は海外のバレエ団の来日公演鑑賞も好きですが、アフリカ系のダンサーを観たことはありません(いるのかもしれませんが)。吉田都さんを始めとするアジア系、有色だけれども肌の色が薄めの人たちがプリンシパル(主役級ダンサー)として活躍されるのは今や普通です。でも、アフリカ系の人が白鳥の湖…白鳥がプリンセスで黒鳥が悪魔の娘、同じプリンシパルが一人二役を演じる…を演じたことは無いと思います。
    バレエがヨーロッパ(白人社会)で誕生し育てられてきた伝統芸術という背景もあるのかなとは思います。
    バレエの場合、ディズニーのように新しい作品にアフリカ系をセットするのではなく、まず従来の作品をアフリカ系ダンサーに演じさせることが新しい試みになるのかなと思いますが、もし実現したら衝撃的で話題をさらうと思います。慣れの問題かもしれません。
    ディズニーと同じくらい、クラシックバレエもプリンセスありきの芸術なのでとても興味深い記事でした。
    世界でパワーを持っているのはまだまだユダヤ系、アングロサクソン系の人々が強いように見えます。それは何故なのかが知りたいと思っています。

    • コメントありがとうございます。バレエの話、興味深いですね!!僕たちが盲目なだけで、他の分野でも白人優位の文化って根付いているのではないかなと思います。それを伝統として見るのも趣はありますが、それによって白人の方が優位、美しいというような価値観を植えつけられないようにする姿勢って必要ですよね。

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    元防衛大学校学生 現地方国立大学学生のRemです。 ◎2016年3月 フィリピンへ語学留学 ◎2017年9月 アメリカ合衆国某州立大学へ交換留学予定 当ブログでは、英語、留学、トビタテ、防大等をメインテーマとしつつも、自分なりの意見を交えた面白いメディアにしていきたいと思っています!